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設計者 | 建主 | |||||||
| 耐圧盤コンクリート | |||||||||
![]() 写真をクリックすると 大きくなります。 20050314 |
コンクリートの品質はJISで定められているのだが、質は現場によってかなり異なるという。構造家の江尻氏は様々なひどいコンクリートを見てきたと話す。そのひとつは生コンへの加水問題である。表面がバリバリに割れてしまうので、直ぐに分かるそうだ。その表情には実は見覚えがあり何とも心苦しいばかりだ。そのような状況を踏まえ、生コン受入れ時の単位水量検査が義務付けられるようになっているとのこと。監督の話では住宅規模で単位水量検査をするのは極めて珍しいとのこと。つまり義務付けてあっても実際に現場でそれをやるのは、あくまで図面に明記してある場合のみということなのだろうか。検査は、第三者検査官を呼び最初の一台をチェックをするのだが、それにウン万円かかる。背に腹は変えられない。実際その検査のお金を見ていなかった工務店は、江尻氏にVE案として鉄筋の圧接をなくす方法を提案して了承してもらった。それにて一件落着。建主の言にあるようにいいコンクリートが打ちあがった。細かいクラックもなくというセリフに脱帽。 |
20世紀最後の年だったか、「コンクリートが危ない」と話題になったことがあった。 主に西日本で、川砂の変わりに海砂を使ったため、鉄筋が錆び、膨張し、コンクリートを破壊してしまう、 こんな図式だった。当時ラジオのニュースを担当していた私は、番組の中で何度かコンクリートの特集を組んでみた。 千葉県の海沿いにあるJRの橋梁は、海しぶきをかぶりながら100年近く現役を続けている。正しい施工をすれば、 非常に強固な建造物になる証明だ。一方で、JR西日本新幹線の橋梁や、埼玉の集合住宅の例にあったように、 手抜きの施工がなされれば非常にもろい。淡路阪神大震災の際には壊れたコンクリートの中から空き缶などの「不純物」が見つかる、 という「事件」もあった。コンクリートを打ち終わった現場を見る。細かいクラックもなく非常に綺麗だ。コンクリートは打つ時期も選ぶ、 という。真夏は乾燥が速く進みすぎ、また、真冬は凍結の心配がある。今回はその時期としてはベストではなかっただろうか。 また、「量(かさ)」を稼ぐために水の分量を増やす、といった手口もあるという。すべてコンクリートを打ってしまえば、見た目は整う。 千葉に家を建てた際は、直径10センチの試験体を作ってもらい私自ら圧縮強度検査場に持ち込んだ。数字の単位は忘れたが「270」という非常に良い、 との結果を得られた。すべて業者を信じるしかない。今回は業者はもとより、管理する現場監督、そして建築家などすべての環境に恵まれた。 |
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| 壁型枠 | |||||||||
![]() 20050320 |
普通合板の型枠を使用している。300円ほど平米単価が安いこともさることながら、打ちあがった風合いとしてツル、ピカというコンクリートではなく手触りを感じる打ちあがりになる。かといってそれ程色っぽい打ちあがりでもない。よく見れば合板の木目らしきものがうっすらと転写されているといったさり気無いものだ。内部には、家具や引き戸など木の建具が多く入るが、それもラワン合板による建具となる。壁面を構成するテクスチャーを揃えることで素材や色は違えどインテリアとして情報量を増やさないことを意図している。左の写真。実は今の白金を表現している。型枠の隣に木造モルタル住宅があり、その先には超高層のオフィスビルがみえる。 |
型枠の建てこみが始まった型枠の建てこみが始まった。通常打ちっぱなし仕上げの場合は、 オレンジ色のコーティングされた型枠を使う場合が多いのではないだろうか。今回は主に予算の都合から、このコーティングされていないコンパネを使うことになった。 当初3千万で考えていた予算だか、見積もりが上がってみるとかなりの開きがあった。あと5百万予算を工面、その上で芦沢さんに削れる部分の検討をしてもらった。 そのひとつが型枠だった。木目のあるコンパネで仕上げた物件を散歩がてら探してみた。おそらく杉板をつかったのだろうか、木目を強調した物件はあったものの木目のコンパネを使った物件が見つからない。 いや、ほとんど無いのかもしれない。実際にどのような仕上がりになるのか、一抹の不安を感じる。 東京の自宅、そして千葉のウィークエンドハウスをみていただいたことのある芦沢さんからは「むしろ、渡邉さんの好みに仕上がると思いますよ」との言葉をいただく。 ここはこのアドバイスを信じ、木目のコンパネで型枠を作ってもらうことになった。外側はともかく、内側に型枠から「灰汁」がでないか、心配が残るものの 「処理をしますし、それはそれでひとつの表情になりますよ」とのアドバイスを重ねていただき今回は結果を楽しみにすることにする。 |
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| 壁配筋 | |||||||||
![]() 20050330 |
今回の配筋屋さんには頭が下がる。美しく正確である。是非と思い名刺を交換したところなんと一級建築士・・。それにはちょっとドキッとさせられた。つい先日、作り話かもしれないが、たまたま乗ったタクシーの運転手が一級建築士であったという話を聞いた。たまたま読んだある評論でアメリカで、ある組織事務所の建築家300人が2年で100人規模にまで縮小という話があった。10年以上前の統計だが、大工は年間2万人減っているのに学士さん(建築学科の)は年に1万人増えているという。今もその状況はさほど変わっていないと思うと、一体どれほど設計者が余っているかがうかがい知れる。 |
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| 2F床配筋 | |||||||||
![]() 20050406 |
いくら煩雑な街区であろうとも、外部と如何につなげるかが、小さな家で大事なことであると思っている。アイレベルで視線の抜けるこの方角で開口部を思い切り大きくしたかのは、正解だったかな・・とこの写真を撮りながら考えた。 |
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copyright
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Keiji Ashizawa
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2004 | |||||||