‘JYU’ Exhibition 10 Years of Ishinomaki Laboratory

2021

石巻工房10年の記録

2011年に甚大な被害を及ぼした東日本大震災から10年が経ち、市民のための公共工房として同年6月に発足した石巻工房は、震災後の復旧・復興のため、また地域のクリエイティブの中心となるべく家具づくりを続けてきた。現在は数度にわたる引越しを経て、市内にある元海藻加工工場をリノベーションし運営している。瞬く間に過ぎた10年の間に、石巻工房は国内外のデザイナーとのコラボレーションをはじめ、さまざまな取り組みを行ってきた。工房が掲げる“ Made in Local プロジェクト” は、現在イギリス、フィリピン、アメリカ、ドイツなど、世界の10を超える地域でワールドワイドな広がりをみせ、それぞれの地域で石巻工房の商品がつくられている。そして日本ではカリモク家具と共に「石巻工房 by Karimoku」として2019年に新しいブランドがスタートした。

カリモクコモンズ東京で開かれた本展では、スタイリストの中田由美氏が参加。石巻工房の家具と芦沢事務所やトラフ設計事務所にあるモノたちで表現されたリビングスペースは、石巻工房の10年間の軌跡についての展示と共に、石巻工房のクリエーションを体感できる空間となっている。

展示期間:2021年6月14日-8月20日