スタッフ募集

あけましておめでとうございます。
今年もスタッフ募集の季節がやってきました。
弊社ではありがたくも長く勤めていただけるスタッフが多くあまり人の入れ替えはすくなく、今回も事業拡大がゆえのよりよいチームを目指しての募集となります。また今回は残念ながら経験者のみとさせていただいております。(新人はすでに枠がうまってしまいまして。。)
よろしくおねがいします。

募集職種:設計・現場監理スタッフ

仕事内容:
弊スタジオは東京、小石川にある建築設計事務所です。建築・インテリア・プロダクトを横断しながらより良い環境づくりを目指し活動しています。今回は建築・インテリアの設計・現場監理をしていただけるスタッフの方を募集します。多様な個性と能力を持つ13名からなるチームで、現在建築チームは、住宅からリテール、ホテル案件まで幅広く取り組んでいる事務所です。ご応募をお待ち申し上げております。

応募資格・条件:設計事務所で実務経験がある方優遇

雇用形態: 正社員

勤務地とアクセス:東京都文京区小石川2丁目17−15
最寄駅 三田線 / 大江戸線 春日駅、丸ノ内線 / 南北線 後楽園駅

待遇:
・給与:月給250,000円 – 500,000円以上 ※経験・能力等を考慮の上決定 賞与年2回
・休日:週休2日休、祝日、年末年始休み、夏期休暇
・社会保険

勤務時間:9:00 -19:00

我々のスタジオの特徴として、様々なコラボレーターと常に仕事をしていることです。例えば製作においては金属加工、木加工のスペシャリストや同業であるデザイン事務所との協業も行っています。(デンマークのノームアーキテクツなど。)またブランディングの仕事などを通じて、カメラマンやグラフィックデザイナーとの協業することも多々あります。また、プロダクトデザインから建築までの仕事をしているため、ホテルなどの案件においてはホテル内の全てのデザイン業務に関わることで、空間のクオリティーを上げていくことができます。そういった点において学びの多く、日本においては珍しい事務所だと言えます。 また、チームワークがとても重要であるため、年2回の研修旅行やマラソンなどのスポーツを一緒にやったりしています。
事務所がスタートしてから15年経ちますが、ゆっくりですが順調に成長しています。また徐々に弊社から卒業したスタッフも活躍を始めています。長く働いてもらえるのは嬉しいのですが、独立して活躍してもらうのもまた嬉しいことです。 弊社の仲間として一緒にチャレンジを共にしてもらえる才能あるスタッフに来ていただければ幸いです。

株式会社芦沢啓治建築設計事務所

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業務内容:建築設計 / インテリアデザイン / プロダクトデザイン
従業員数:13人
電話番号:03-5689-5597
採用担当者:福山

応募方法:
ポートフォリオをPDFにて下記メールでお送りください。
資料を拝見させていただき、こちらからご連絡いたします。

メールはこちらへ
info@keijidesign.com
MAIL

スタッフ募集

業務拡大のため、スタッフの募集です。

現在の仕事は、ホテル、住宅、オフィス、レストランー物販のインテリア。小さなものですと、国内外における家具、照明メーカーとのデザインです。家具、プロダクトは専門スタッフが担当しておりますが、興味があれば学べる環境ではあります。また設計経験のないスタッフであれば、まずは手を動かして材料とものづくりを学ぶことから始めます。また家具メーカーのブランディングをしており、総合的なデザインスキル、ビジネスセンスを磨く上では最適な場所ではないかと思っています。(石巻工房、カリモクなど)

https://www.keijidesign.com

建築のクライアントは国内外、国籍も多岐にわたるため英語は少なからず理解することが求められますが、必ずしも必要というわけではありません。しかしながら長い目で見て語学のスキルは将来的には必要となるとおもいますので、そういった意味では弊社での経験は役に立つとおもいます。10名のスタッフに2名外国人がおり、そしてほぼ常にいる2ー3名のインターンは様々なバックグラウンドをもった学生が来ています。昨今デンマークで、最もクリエイティブなチームの一つであるNorm Architectsとの協働を積極的に行なっております。仕事とは常に学びの場でもあることを信条に協働を楽しんでおります。

仕事は幅は広いのですが、あらゆるプロジェクトにおいて、建築を軸足にgood designを目指しています。それをともに目指するスタッフと、高いクオリティーで仕事をしていきたいと考えています。ウェブサイトを見ていただければ、仕事の質は理解していただけると思います。仕事のクオリティを重視するため、仕事そのものを断ることも多々あります。一旦受けた仕事は、我々がもっているクオリティーを発揮するため、チーム一丸となって仕事しています。

仕事環境としては既存の設計事務所にあった過酷な労働環境はできるだけ払拭していきたいと考えております。また年に1度、海外研修(ホテルの視察など)2度のマラソン大会(義務ではありませんが)、スキー旅行があります。事務所にくる海外クライアント、インターンが宿泊するゲストハウスにて食事を作りながらのパーティーなども時折おこなっています。プロフェッショナル集団としてのプライドをもったスタッフではありますが、和気あいあいとして事務所の空気はイベントが多いことから生まれているとおもいます。

■休日
週休2日休、祝日、年末年始休み、夏期休暇

■待遇
厚生年金、国民健康保険、雇用保険、労災保険

■学部卒 20 大学院卒 22 昇給随時 賞与年2回 (経験者は、能力によって 20ー50)

連絡は下記ー
メールはこちらへ
info@keijidesign.com
MAIL

また、まだ会社化してから11年少しではありますが、徐々に弊社から卒業したスタッフも活躍を始めています。我々のところで一緒に働くことで、空間とマテリアルについては知らず知らずに学べる環境ではあるようです。彼らの仕事を見るとアーキテクトとしてのスキルがあること、そして材料やデザインへの知識と愛、そして快適で自由度のある空間を目指していることがわかります。同時に独立後も状況が許せば仕事をすることもあります。

http://pico-gram.com
http://nf-a.com/

我々のスタジオの特徴としては様々なコラボレーター、特に金属加工、木加工のスペシャリスト、照明制作会社とのコミニケーションは常時行いながらデザインに反映させていくところです。それは家具や照明をデザインしていくなかで培ってきた我々独自のネットワークです。いかなるデザインおいてもディティールについて理解した上で空間を構想することは重要であると考えています。また昨今ランドスケープと建築の関係をしっかり考えさせるようなプロジェクトも出てきており、まだまだ学びの途中でありますが、ともに学びのよろこびを分かち合いながら仕事をしていければと思っています。

ポートフォリオ-PDFにてメールでお送りください。
資料を拝見させていただき、こちらからご連絡いたします。

芦沢啓治

「学んできたこと、実践したこと」

親しくさせていただいてる建築家で、手嶋保さんから、文教建築会での講演の機会をいただきました。石巻工房のショールームにて行います。その後の懇親会もあり有料ではありますが、もしよろしければご一報の上遊びに来ていただければ幸いです。

「学んできたこと、実践したこと」

建築を仕事とするようになってから今までに、様々な建築家やデザイナーから直接的に、または間接的に学ぶ機会がありました。そうした学びは、咀嚼するのに時間がかかったものもあれば、即効性のあるもの、未だに理解してないものと様々ですが、おそらく私が抱えておくものではなく、ときに吐き出す必要なものだと思っています。
そうした学びから、背中を押されて無謀にも実践したこともあり、多くは失敗の山となっておりますが、いくつかは思いもよらない果実、または素晴らしい経験となりました。
二つのことを実作の写真や、実物を見てもらいつつ、少しお話させていただきます。

主催:文京建築会
日時:12月14日 金曜日 19時〜20時 20時すぎより懇親会
場所:石巻工房ショールーム 東京都文京区小石川3ー31ー7
会費:懇親会の費用も含め2000円
連絡先:info@keijidesign.com
会場の都合により、定員になり次第締め切りとなります。

芦沢啓治
1996年横浜国立大学建築学科卒業。architecture WORKSHOPにて6年勤めたあと、 super robotにて金物家具製作に2年携わり、2005年芦沢啓治建築設事務所設立。正直なデザインをモットーに、IKEAやカリモクなど様々な家具ブランドとの協働や、Panasonicとの新しいテレビのデザイン、日本と中国の建築プロジェクトに携わる。2011年、震災後石巻にて、公共工房として石巻工房を設立し、家具やDIYによる復興を目指し会社化。2016年、事務所の所在地である文京区小石川にギャラリースペースDESIGN小石川を設立。講演を行う石巻工房ショールームは、元印刷工場をリノベーションされたスペース。2階にゲストルームを持ち、最大7人の滞在が可能であり、海外から日本に滞在するデザイナーやアーキテクトとの交流の場となっている。


HOUSE S


SKYCOURT


SUTOA


石巻工房東京ショールーム


石巻工房による工業高校生とのワークショップ 野外映画館のベンチ作り 石巻にて 2011


石巻工房東京ショールーム、スイス日本のデザイナー10チームでのワークショップ


DESIGN小石川にて、クリストフグベランの展覧会 2017

良いお年をお迎えください。

かつては年末に反省文を書いていましたが、
いつしかその習慣もなくなり。。
しかしながら反省せねばと思うことも多く。。
何れにせよ、来年は心機一転
より良いデザイナー、アーキテクトとして
世に役立ちたいと思っております。

皆様良いお年をお迎えください。

芦沢啓治

ゲストハウスのすすめ

設計事務所をやっていると毎年なかなか不思議な事が起こる。例えば3年前はインドからの仕事で、2年前は南アフリカからの仕事だ。仕事を通して様々な国に行けるのはこの職業のいいところの一つだなと思う。去年は特段変わったところには行かなかったけど、思いつきで事務所のゲストルーム作った。ゲストルームを作ったらこれが思った以上に海外からゲストが来てむしろこちらから行くよりも交流が増えた。ゲストと朝ごはんを食べたり仕事終わりにラーメンを食べたりしながら話ができる。本当に最近だが同時にちょっと面白い可能性も見えてきた。海外の設計事務所とのコラボレーションだ。今週シンガポールからきているout of stockのガブリエルくんは今家族で泊まっているけど日々話をしているなかでシンガポールの住宅を一緒にやることになった。でたまたま来日しているクライアントと急遽来週の月曜日に会うことになった。仕事の進め方として彼のスタッフを日本に送り込んでゲストハウスに滞在させようということになった。スイスのアトリエオイさんともオフィシャルに提携することになったのだけど、双方のスタジオにゲストルームがあることで人的交流の話は飛行機のチケット代だけの問題だ。
ゲストハウスは夏の間インターン生の宿になるが、夏からバルセロナからアーキテクトのカップルがのべ3ヶ月ほど滞在して、その間一緒に3つの仕事をした。今後も仕事をExchangeさせていくことになっている。僕は中国とコンペの仕事、彼らはアンドーラのアーキテクトとして僕らと協働ができると話をしている。
このように去年の驚きは設計事務所にとってのゲストハウスを持つことの可能性を感じたことだ。ゲストハウス作った当初は事務所経営が厳しいときAIRBNBで稼いじゃおうくらいに思っていたけど今は微塵もそんなことを思わなくなった。決して安い投資ではないが-設計事務所を思わぬ形でジャンプさせるちょっとした裏投資だと思う。

展覧会のご案内

現在、六本木のAXIS 4階の JIDA Design Museum にて、「DESIGN WORKSHOP SWITZERLAND – JAPAN」 の展覧会を開催しております。
本展覧会では、今年行われたスイスと日本の交換ワークショップの成果物が出展されています。

会場の設営は、当事務所が担当いたしました。宜しければ、ぜひ本展覧会をご覧ください。

会場 : 港区六本木5-17-1 AXIS 4階
会期 : 2015 10.24 sat. – 11.3 tue.
時間 : 11.00 – 19.00 (最終日は17時まで)
URL : http://www.jida.or.jp/site/information/sia

スタッフ募集

スタッフ募集します。

現在の仕事は、住宅、別荘の建築設計、インテリアはギャラリーやレストラン、カフェ、また家具や照明デザイン、また石巻工房のディレクター業務、石巻工房のショールームギャラリー運営にいたるまで多岐にわたります。基本的に建築のスキル、理解があればインテリア、家具などに関しては仕事をしながら覚えてもらうことになります。

クライアントも国内外、国籍も多岐にわたるため英語は少なからず理解することが求められます。

仕事は幅広いのですが、あらゆるプロジェクトにおいて、good designを目指しています。
打ち合わせや急な仕事がない限り週休2日。

給料は能力に応じて、17-36万円。
連絡は下記へよろしくお願いします。

メールはこちらへ
info@keijidesign.com

ポートフォリオ-PDFにてメールでお送りください。
資料を拝見させていただき、こちらからご連絡いたします。

芦沢啓治

ミラノサローネ2015雑感

ミラノからの帰りの飛行機である。少し多めにワインを飲んだので書き始めてみる。スケッチをするには頭のシャープさに欠けるし、小さな画面で映画をみるのも魅力がかける。ふと何か書いてみたいと思った。不思議である。数ヶ月書いてこなっかたのに湧き出るように書きたいことが出てきた。長女が中学生になったこと。ミラノサローネのこと。石巻工房のこと。建築のこと。家族のこと。家具のデザインのこと。友達のこと。これからの人生。。いや少なくとも今年考えるべきこと。ミラノからの帰りの飛行機だからミラノサローネについて書くのがいいだろう。ミラノサローネが一体僕にとって何なのか、そこはどんな場所なのか、一般的な話としてではなく個人的な経験として書いて見たい。

ミラノサローネとの出会いがなければ、僕は家具やプロダクトの世界で仕事をするようにはならなかったはずだ。これは僕だけではない。多くのデザイナーがミラノサローネによって育てられたと思う。だからどんなに忙しくても、お金がなくても、仕事しているクライアントに申し訳ないと思いつつも、僕はミラノに通うと決めた。最初は訳も分からず、そしてある部分コンプレックスを払拭するために、そして今は自分が向かうべき方向をアジャストするために来ている。結局3回自ら展示をして、何回か売り込みなんかもやってみて(うまくいかなったけど。。)最近ではデザイナーとしてのミーティングのスケジュールを入れることも増えてきた。去年からは石巻工房のトップとしての打ち合わせもする。少しずつだけど傍観者からプレーヤーに昇格したということだろう。未だに苦労している言葉もちょっとずつだけどなんとかなるようになってきた。実は伝えられる、聞き取れる以上に、立ち振る舞いが重要であることがここ数年でわかったことだ。これは言葉のスキルだけでは解決できない。40過ぎてこんな大事ことにようやく気がついた。

ミラノサローネ-多くのメーカー新作を発表する。同時に素晴らしいインスタレーションを経験する機会がある。これは本当だ。それらはもちろん素晴らしいが、僕は会いたい人に会えるということがもっと素晴らしいことだ思った。

ミラノではとにかく人にあう。食事をする。ビールやワインを飲みながら話す、聞く、そして考える。実際多くのデザインや空間を体験すること、ビジネスミーティングと同じくらいそこでの会話は重要だと思っている。その場で膝をうつような啓示を受けるようなこともゼロではないが、通常はここでの経験を消化するには時間がかかる。すなわち今もなんとなく考えている。書きながら考えている。なぜミラノの夜の会話が素晴らしいのか。多くの素晴らしい空間やデザインの体験とそうした会話がセットとなっていることが鍵である。同じ場所を旅行したもの同士思い出話に花が咲くように、会話は尽きない。そこからグッと深いところまで話し込むこともある。みな興奮状態であると言っていいと思う。ゆえに発せられる言葉には淀みがない。本音が飛び交う。
ディナーでは話たらずBar Basso に行く人も多い。朝まで飲めるとにかくデザイナーが集まるバーである。あれ程の人が集まっているのにクレームはない。これはミラノ、あるいはイタリアの懐の深さだろう。ミラノサローネの成功には幾つかの理由があると思うがイタリアの懐の深さとは関係があると思っている。(長いこと景気がわるいことも。)
bar bassoについて話を戻す。どこから湧いてきたのかと思うほどデザイナーやデザイン関係者が集まる。一流の国内外のデザイナーがいることで有名な場所だが、ビールを2本抱えた社交のプロの役割も見逃せない。おかげでなかなか帰れない。朝は時差ぼけで6時起きなのに2時、3時まで飲む。歩いて5分のところに宿があることを今回は恨んだ。2日通って身の危険を感じたので僕はそれ以上はいかなかったが。。何人かのデザイナーから毎日通ったという話を聞いた。合言葉「bar bassoで会おう」-しかしながら約束したデザイナーには会えない。そこに彼、彼らがバーにいるのかいないのかわからないが、実は問題にならない。とにかく会うべき人たちがそこに山ほどいるからだ。今回は初めてそこで出会って結婚したという話も聞いた。

バルバッソであう人達も含め、ミラノでしか会えない人が沢山いる。不思議なことにミラノに来ている日本人も含めだ。いや世界一周券を持ち会いに行けばいいかもしれないが、ミラノでは勝手に集まっているから、偶然会う。後ろから声をかけられることもある。世界一周券であれば一月はかかりそうな出会いが3、4日に凝縮されている。

最後にビジネスの側面で話す。この期間中にプレゼンをメーカーにしている人たちが結構いる。僕の場合あまり上手くいかなかったけれど、逆の立場から言うとメールで送られてくるよりは効果があると思う。メーカーのトップがミラノには来るので上手くアポが取れればそれもありだ。同時にメーカー側からアポを取ってくる場合がある。ミラノに来ているのであれば打ち合わせしないかと。このあたりはトップデザイナーになればますます可能性が増えていくのだと思う。

だからミラノサローネでは出会いが重要だなんてありきたりの結論ではあるけれど、本当のことだから仕方がない。特に日本から行く場合時差ぼけとの戦いもあり思った以上に体力の消耗は激しい。そして当然のこととして外国語を喋れればより可能性は拡がる。デザイナーであればこれぞという案を握りしめて。。

今、日本海上空である。あと1時間で日本に着く。昨日のディナーは昨年石巻工房の展示でお世話になったSCP-ロンドンの家具メーカーのオーナー、シェリダンさんに誘ってもらった。30回目のミラノだと言っていた。僕は8回目。また来年も来るのだと思う。

スタッフ募集

ありがたくもいい仕事をいただきつつあります。共にグッドデザインを目指すスタッフ募集します。

どうぞよろしくお願いします。

info@keijidesign.com

Tent House

この清々しい家は
アーキテクト-Peter Stuchbury氏の自邸である。そして建築だ。

かつて僕は住宅は住宅であって、建築ではないと思っていた。数年前彼の手掛けた住宅を1週間で相当数見る機会があった。僕の建築的体験においては非常に大きな事件であり、住宅は建築なのだと考えを変えるにいたったのだ。

彼の建築の素晴らしさは、一言で言えば隅々まで彼の考え方が行き渡っていることだ。
隠そうとはせずに彼の経験、そしてユーモアすらもしっかり表れている。

もう少し建築的に言えば 、彼の構造があり、彼のデティールがある。独特なユニークさがあるにも関わらずそれらの多くは合理的かつ機能的である。これは僕がしっている素晴らしいアーキテクト、デザイナーに共通した能力だ。

繰り返すがこのテントハウスは彼の自邸である。アーキテクトという生き方を示そうとしているように見える。彼の建築と彼の生き方が分裂していないこと、そここそが大事なのだと教えられているようだ。建築-住宅に必要なものとはなんなのか、環境とはなんなのか、快適さとは、豊かさとはなんなのかを問うている。デティールには彼の初期のころの建築がもっていた素朴だか愛らしく機能的なデザインがちりばめていると同時に、あっけらかんとした空間はシドニーの環境の良さを謳歌している。これぞ本当のシドニーの素晴らしさ、シドニーがもつ環境の活かし方だとこの建築は語っている。

建築家という職業に不安を持った時、つい流されそうになった時、僕は彼の仕事を眺めることにしている。その中でもこのテントハウスは僕だけではない世のアーキテクトへのメッセージだともいえる。僕はそのメッセージに背中を押されているような気分になって、今日も頑張ろうと思う。

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