RIVERSIDE HOUSE

2007

川沿いに建つ週末別荘 


クライアントは5人家族で、別荘として海も山も楽しみ、そして多くの友人たちを招いて週末を過ごしたいという要望であった。
 
敷地は、川にむかって傾斜しており、この場所特有の北風が斜面を下る。まず考慮すべきことは、川があり、林があり、大きな芝生の庭がある恵まれた環境の中で、こうしたランドスケープにの一部としてRiverside houseは存在させることである。 建築は川に対して交差方向に2棟が平行配置されており、斜面に突き出るような形態は、進水を待つ船のようにも見える。平行配置された2棟はそれぞれの性格を持ち、プライベートな空間としての子供ルーム・主寝室棟と、パブリックな空間のキッチンリビング棟にわけられる。2棟に挟まれた空間には、デッキを張り外部ダイニングとして利用され、その上部を渡る、バスルーム・ゲストハウス棟が川と並行に重なっている。軒下となった空間は、雨天でも外部ダイニングとして利用可能である。
 
週末には、ゲストと家族が内外空間問わず、思い思いの場所で楽しむ光景が広がる。